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10周年記念 連載ブログ#5 – 小さなチームが紡ぐ、大きな想い2025.09.23

-10周年企画|連載第5話-

UZUiRO 10th Decade of Colors
積み重ねた色とストーリー

支えてくださった皆さまと共に育んだ10年を振り返ります。


小さなチームが紡ぐ、大きな想い──UZUiROが“顔の見える服づくり”を続けられる理由

こんにちは。UZUiRO代表のあっちです。
今日はいつも以上に真面目に、そして少しだけ踏み込んで、UZUiROの「組織体制」と、なぜ僕らが小さなチームのまま、「100年後もこの地域で面白い服が作れる環境を残したい」という大きな挑戦を続けているのかをお話しします。


「この人数でここまで?」と驚かれる

先日、西尾商工会議所さんからの視察で、市内の名だたる企業の社長さんたちがUZUiROに来てくださいました。歴史も規模もある会社の皆さんの前で話すのは、正直かなり緊張……。

そして、いちばん質問や説明に時間を使ったのは、UZUiROの「ちいさな組織でのやりくり」でした。

「えっ…この人数で、ここまでやっているんですか?」

はい。UZUiROは正社員・パート含め15名
でも、やっていることは——

  • 糸を支給し、近隣の機屋さんで生地を織ってもらう
  • 上がった生地を整理加工に出して風合いを整える
  • 社内でデザイン・パターン・サンプルまで
  • 縫製はこだわり品を内製、量の多いものは外部工場の腕利きへ
  • 完成後はご注文に応じて製品染め
  • 染め上がりを撮影→EC登録→SNS発信
  • ご注文の配送作業とお客様対応
  • 店舗運営と接客

……と、ほぼ最初から最後まで自分たちで完結させています。
>>>生産工程の詳細はこちらから<<<

こんなに幅広くするのは、分業が進みすぎると自由度が下がってしまうから。
小回りを失わないために、僕らは「一連のアパレルの流れを、コンパクトにまとめる」を選びました。

そもそも、既存のアパレル業界を全く知らなかったからこの形を作ることができたと言えます!普通のアパレルの業態とUZUiROの歩みが、全く違うんです。ハンドメイド出発のUZUiROらしい判断♪10年前に夫婦2人でやっていたことが、やがて5人になり、現在の15名になってきたのですが、スタート時の全部やってきたマインドがそのまま生きているという感じです!

だから、UZUiROの全業務内容を、通常のアパレル運営会社と比較すると、5社ほどに分業されて行われている内容です💦
「餅は餅屋」といえばそうなんですが、分業が進みすぎる弊害が、国内の繊維業界の衰退に繋がったという側面を感じてきました。販売力のある会社さんに紐づいていた下請け工場が、海外に生産が流出すると、ものすごい勢いで衰退していったという歴史があります。

また、分業による生産体制が、過剰在庫問題、行きすぎたセール企画、海外の労働問題など、アパレル産業特有の社会問題も顕在化させた一つの理由だと個人的には思っています。

なので、UZUiROはシンプルに、自分たちで作れる分を作り、自分たちできちんと説明できるようにお届けする。
そんな、ハンドメイドから成長してきたブランドだからこその服づくり、それに合ったチーム作りを目指しています。働くメンバーも、既存アパレル企業の考え方とは異なる、ハンドメイドで製作と販売を自分でやってきたメンバーや、そもそもアパレル業界の常識を知らないメンバーが弊社にフィットしてきました。「服を作るから届ける」という一連の流れを楽しめる人材となると、常識にとらわれないスタッフの方が、明らかにUZUiROらしく楽しく働けるように、自然になっていたんです。


実働1.5人分の販売チーム——“売る”より“届ける”を

カラーミー大賞も3回連続受賞させていただいたおかげで、よく販売面についても「何人で回しているんですか?」と聞かれます。

いま、販売・オンラインショップ専任は実働1.5人分ほど。僕自身は経営業務が主なので、販売に割ける時間は全体の1/3くらい。妻オレオも製作が忙しく、コンテンツ作りに割ける時間はやはり全体の1/3程度です。

同規模のオンラインショップでは8〜10名で運用する事例も多い中で、UZUiROはとてもコンパクト。
でも、ここに僕らの信念があります。

販売は“モノを売る”仕事ではなく、“想いを届ける”仕事。

顔が見える投稿、声が届くご案内、袖を通した瞬間の高揚を想像しながら、一つ一つの文章や一枚一枚の写真に密度を込めていく。
少人数だからこそブレずに積み上がる温度と解像度が、UZUiROの価値だと信じています。

でも、4児の育児に加え、業務が重なりすぎることもあり、夫婦で定期的にパンクしてます💦なぜか、バタバタしている時ほど、不思議なことに、さらにいろいろなことが舞い込んでくるんですよね♪

これは子育て世代が小規模の会社を立ち上げるとなれば、ほぼ当てはまることではあると思いますが、、、

そんな絶望的な大変さに直面したとしても、一旦落ち着けば、「まあなんとかなった」と、夫婦でポジティブな考え方に落ち着く習性があるから、これまで10年続けられたのかなと振り返っています。


「マルチに働く」文化——暮らしのペースを守りながら

経営者の私を除き、スタッフの多くは子育て中のママ。時間は限られている。だから、業務の時間厳守は徹底しています。のんびり風に見られやすいんですが、生産現場はせっせと作業しスピード感があるんですよ!

そして、スタッフの得意を生かしてもらいたいとも強く思っています。それが、働くこと=楽しいに繋がるから!
そんな可能性のために、役割の境界線を軽やかに跨いでもらっています。

  • 午前は縫製、午後は配送
  • カスタマーサポートをしながらECの商品登録・改善
  • 染色スタッフが、撮影の日は着用モデルとしてスタジオの現場に立つ

適材適所は大切にしつつ、必要なときに必要な役割へ、しなやかに“変身”できるチームは強い。
そんなチームは、助け合おうとする気持ちが生まれるんですよね。今年は、夏休み中はUZUiRO児童クラブをスタートし、お子様と一緒に出社する姿も見られました!
そういった雰囲気も含めてのブランド感!それがお客様に商品を通して伝わる!
みんなのリズムを尊重しながら、「できる」よりも「やってみたい」を応援する文化が、ものづくりの熱を保ち続けます。


社内×社外のハイブリッド——「ないものは外から補う」設計

生産と配送が約10名、販売・CSが約3名。その裏で、実は“影のチーム”が動いています。
EC改善・システム整備・UI/UX・データ連携など、地方では採用が難しいデジタル領域を、全国の専門家4〜5名とオンラインで組成。僕がディレクションしています。

社内からも「そんなチームがあったの!?」と驚かれましたが(笑)、地方で挑むからこそ、「ないものは外から補う」視点が重要。
一方で、デザイン、縫製・染色、接客など、直接的に感じてもらう“服に魂が宿る工程”は社内で握り続ける。

外に頼るところは頼る。けれど、魂は決して外に出さない。

このバランスこそ、僕が経営者として最も大切にしている設計思想です。

ちなみに、影のチームは、超超一流企業と言われる有名な企業の一線で働いている方も多数!
副業解禁という国内の流れが、さまざまな人材の流動を促していて、それにUZUiROもあやかっています。

でも、そんな優秀な人材がUZUiROに協力してくれるのも、縮小し続ける愛知県の繊維業界に少しでも貢献し、新たな活路を見出そうと挑戦する姿勢に共感してくれたから!想いは、社内も社外もお客様ともしっかりと共有し、一つの良い流れを生み出すきっかけになるなと、日々勉強させていただいています。


「組織論」は、実は「よい服作り論」の話

経営者ですので、「どれくらいの規模までスケールしたいですか?」とインタビューを受けます。
いろんなメディアの皆様、そして銀行さんと話す時なんかも、これめちゃ聞かれます。

正直、規模そのものに執着は全くない。大切なのは、「ここで作られているから買いたい」と感じていただける価値を守り続けること。

 

なんだか、経営者として「金額の具体性ないじゃん!それでいいのか??」と思われてしまう、回答なんですが、、、
当然、スケールして投資額が大きくなれば、たくさんの可能性が広がりますし、お金の流れは、繊維業界に貢献するとてもとても大切なことで、最優先すべきことでもあります。

しかし、規模を優先すると、なんだか社内がめちゃくちゃになってしまう嫌な直感というか、気を感じることもあります。
(僕のマネジメントスキルに合っていないとそう感じるのかも)

組織と聞くと“経営・お金”の話に聞こえるけれど、僕の実感は違います。

「良い服を作るための配置学」。誰をどこに置くと、現場の技術が生き、スピードと品質が両立するか、そして新しいことが生まれるか!
それがうまくいくと、結果としてブランドの価値が上がっていく!それを考え続けるのが、経営者としての僕の役割です

時には、僕がやったほうが早い場面も多いけれど、そこで奪われるのはスタッフの成長機会。ぐっと堪えて任せると、チームは確実に強くなる。
適切な成長をしていくために、階段飛ばしはしないほうがいい!これが10年間で経営してきた、僕の実感です。細く長く続けたいですし!

そして何より——

魂は売らない。規模より、らしさ。効率より、自分たちの誇り。


UZUiROを支えてくれるあなたへ——共感できる想いを服で広げていきたい

UZUiROの服は、華やかな舞台の衣装ではありません。

朝いちばんに袖を通したとき、鏡の前で小さくうなずける服。
子どもを送り出して、肩の力を抜かせてくれる服。
夕方ふと見た袖口に「今日もよくやったね」と言ってあげたくなる服。

お客様に感想をいただき、さらに同じ思いを服を通じて他のお客様にも広げていく!

その地道なブランド運営の根っこには、必ず作り手の「顔」が見え、信頼いただくことが重要です。
「このチームが、この距離感で、この温度で作ってくれた」。
その実感があると、服はモノから相棒に変わる。色が褪せても手放せない理由になります。

UZUiROは、あなたの毎日が少しだけ幸せになるように、
今日も工房の湿度と、ミシンの音、笑い声の混ざる雰囲気の中で服を作っています。


小さなチームは、次の挑戦へ

地方にあるからこそできること。地方にないものを外から取り入れる視点。
そして、ここでしか作れない服へのこだわり。
それがUZUiROらしさであり、小さなチームで続けてきた僕らの誇りです。

国内繊維産業の衰退という視点からは厳しい環境ではありますが、その突破口となるようなブランドであり続けたい!

女性スタッフが多いチームですが、「面白そう」と思った男性の方もぜひ気軽にご連絡を。


今日の要点スナップ

  • 総勢14〜15名。販売専任は実働1.5人分でも、密度で勝負。
  • 縫製・染色など魂が宿る工程は内製、IT/ECは全国の専門家と連携
  • 子育て中のママ中心。マルチに業務を横断!小回りと意欲を両立。
  • 「ないものは外から補う」。でも「魂は売らない」