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草木染めと心地よさをまとう。大人のための天然素材カジュアルウェア

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10周年記念 連載ブログ#2 – 三方よしの服づくり|オレオが語るUZUiROの服作りで大切なバランスと現場の哲学2025.09.03

  1. -10周年企画|連載第2話-
    UZUiRO 10th Decade of Colors
    積み重ねた色とストーリー

    支えてくださった皆さまと共に育んだ10年を振り返ります。


    UZUiROの服づくりはどこから始まる?|10年の節目でオレオが語る三方よしのデザイン

    「UZUiROの服はどうやって作っているの?」を、10年のものづくりを振り返り、ブランドマネージャー・オレオの視点でまとめました。お客様の声、生地との出会い、そしてスタッフの想い——三方よしのデザイン発想をご紹介します。


    こんにちは。UZUiROブランドマネージャーのオレオです。

    UZUiROブランドマネージャー・オレオ

    コーデ:ウールガーゼドットTシャツ(15,950円)

    お店での会話やSNSのメッセージで、よくいただくご質問があります。

    「UZUiROの服作りって、どこからどのように始まるのですか?」

    ——今日は、その問いに丁寧にお答えしていきます。

    UZUiROスタッフが機屋で学ぶ様子

    素材と向き合う時間が、UZUiROの服づくりの出発点。

    1. まずは「お客様の声」から

    UZUiROの服づくりで最も多いスタート地点は、お客様の声です。店頭でもオンラインでも、日々たくさんの気づきをいただきます。

    「この形なら、もう少し腕が動かしやすいかも」
    「同じデザインで、この色はありますか?」

    いただいた声は、チーム内で共有して試作に落とし込みます。実際に商品化され、お客様が袖を通した瞬間の笑顔に出会えると、「次も、もっとよくしたい」と背筋が伸びます。

    社長が「マーケットイン」という難しい言葉を使いますが、
    [要はお客様の声に耳をきちんと傾けてね♪]とスタッフと共有しています(笑)。

    フィッティングとパターン修正の様子
    “らしさ”と“着やすさ”。どちらも大切に。

    2. 「生地ありき」で、素材を“料理”する

    次に多いのが、生地ありきの始まり方です。取引先の工場や糸屋さんから「良い生地なのに活かし切れていない」「余剰が出てしまった」といったご相談をいただくことがあります。

    私たちは、その生地をキッチンにある食材のように見立てて、どう“料理”したら一番おいしくなるかを考えます。レシピ(=デザイン)が先ではなく、素材と対話しながら献立を決めていく感覚に近いかもしれません。

    余剰糸やデッドストックを活かす取り組みはUZUiROの日常です。数量は限られますが、もったいないをなくし、地域の技術を循環させる小さな実践でもあります。

    ただ、この「料理をする」という考え方は、実際はとてもハードルが高いんです。外注では少量を扱ってもらえないし、工夫を加えなければコストも合わない……。

    でもUZUiROは、デザインからパターン、縫製、染色、販売まで一気通貫で行える体制を持っています。だからこそリスクを取って、細やかな“料理”が可能になるのです。

    工場に眠るデッドストック生地と糸
    眠っていた素材に、もう一度スポットライトを。

    3. スタッフの「自分ごと」から生まれる一着

    スタッフ自身の「欲しい」から始まる企画もあります。家族に贈りたい、旅で着たい、工房の一日が快適になるものが欲しい——生活者としての実感がデザインに反映されます。

    私たちは作り手でありながら、誰かの暮らしに寄り添う一人のユーザーでもあります。その視点は思いのほかディテールを変えてくれます。カスタマーサポートのあやぱん、ちはるさんの意見が商品ラインナップを左右したり、配送部のカスミンのアイディアから商品化されることも日常的にあるんです。

    スタッフのアイデアを検討する様子
    「自分が着たい」が、誰かの心地よさにつながることも。

    4. 三方よし——お客様・取引先・私たち

    デザインを考える上で、スタッフに繰り返し伝えているのが「三方よし」です。お客様が喜び、取引先の工場に無理がなく、私たち自身も誇りを持てること。三つがそろって、初めてUZUiROの服づくりと言えます。

    例えば、OEM生産で余った糸をUZUiRO側で引き取り、数量限定のニット小物へと転用することもあります。工場にとっては在庫の圧迫軽減に、お客様にとっては一期一会の色合いに、私たちにとっては地域の技術を守る小さな一歩になります。

    「独りよがりのデザインは、意外と伝わらない。」
    だからこそ、バランスを大切にしています。

    工場さんとのやりとりから生まれる新素材
    工場さんの「ちょっと困った」がUZUiRO専用素材になることも。

    5. 現場を見て、引き算で整える

    スタッフには可能な限り、生産の現場を見てほしいと考えています。糸が走る音、湿度管理の理由、職人の所作——現場を知ると、デザインの「素材の生かし方」に気づけます。

    実はUZUiROの初回サンプルは“攻めすぎ”になることが多いんです。想いを詰め込みすぎたり、作り手としてのエゴが出てしまったり……。

    そこから着用テストを繰り返し、引き算で整えていきます。職人さんとの会話を思い出すと、いい引き算のヒントになることも。結果として大人の女性が肩の力を抜いて着られるバランスに落ち着きます。

    引き算で調整するサンプル改善の様子
    足し算で始めて、最後は引き算で研ぎ澄ます。

    6. 染めが入ると“ひと癖”——それがUZUiROらしさ

    市販の王道も素敵ですが、UZUiROが染めると、少しだけ“ひと癖”が出ます。季節の空気や素材の表情に合わせて色がわずかに揺らぐ。その個性が、装いにあなたらしさを生みます。

    植物を原料にした草木染め、西尾の抹茶染めなど、地域の特色を商品に生かすのもUZUiROならでは。
    「どこでもできるものづくりではなく、ここでしかできないものづくりを」
    UZUiROは「カルチャーを新たな価値へ」というミッションを掲げ、地域の素晴らしいものを価値に変えていく活動を続けています。

    UZUiRO染色アイテムの一例
    揺らぎのある色合いが、UZUiROらしい風合いに。
    UZUiROオリジナルニットで作る、人気のドルマントレーナー
     

    7. 最後に——あなたの声を、次の一着へ

    色のこと、丈感のこと、ポケットの深さのこと——率直なご意見が、次の服の出発点になります。どうぞ遠慮なくお寄せください。三方よしの真ん中に、いつもお客様の声があります。


    よくある質問(FAQ)

    Q. UZUiROのデザインはどこから始まりますか?
    A. 最も多いのはお客様の声です。次に「生地ありき」、まれにスタッフの「自分が欲しい」から。いずれも三方よしの観点で検討します。

     

    Q. デッドストックの活用はどのように?
    A. 余剰糸や在庫生地を引き取り、数量限定アイテムとして再設計します。環境負荷を抑えつつ、地域の技術継承にもつながります。

     

    Q. 大人の女性向けのサイズ感は?
    A. 体型変化や可動域をふまえ、リラックスときちんと感の両立を重視。試着を重ね、引き算でシルエットを整えています。

     

    Q. 染めアイテムの個体差は不良ですか?
    A. 不良ではありません。少量染めの特性であり、表情の違いを“味”としてお楽しみいただけます。ケアは「染めのお手入れガイド」を参照ください。

    🎧 ラジオを耳でもどうぞ

    文章だけでは伝わらない、夫婦の掛け合いと現場の空気感はラジオで。
    家事の合間や通勤時間に、ちいさな“耳のひと休み”をどうぞ。