繊維加工に歴史のある愛知県三河湾沿岸部にお店があることで、
生地から商品にするまでの一連の加工が、近隣で概ね可能であったという恵まれた環境でもありました。

そのため、製作するにあたり、気軽に足を運べる範囲内での繊維関連工場を走り回り、
「三河木綿」「知多木綿」など愛知県内で織られるコットン素材をメインに製作しています。
整理加工や縫製といった工程も主に愛知県内にて行っています。
（三河木綿や知多木綿とは、各織物組合員の生産現場で織られたコットン織物の地域を指す商標です。詳しくはこちら）

 

 

 

そんな生地や、加工の一部を紹介いたします。

 

【三河織物 平織り・綾織り生地 / 愛知県 西尾市産 】

西尾市は綿を祀る天竹神社があります。1000年以上前に日本で初めて綿が伝わった地とされており、歴史的には綿産業が最初に盛んになった地域とも言われています。(こちら)
自動車産業の発展とともに、産業用資材の生産量が多くなり、強度や質感など、管理や品質基準がより細かく徹底されている中で培った技術も特徴です。当店では綿100%の生地を使用させていただいており、トップスや、エプロン、ベビースリング、作務衣などの製作で活躍しています。

【三河帯芯 / 愛知県 西尾市一色産 】

三河帯芯とは、愛知県三河地方の小幅織機でおられる帯芯の産地ブランドです♪
帯に、適度な堅さと厚さを与え、結びやすくする効果 、汗による湿気を吸う効果、さらに、裏地の擦れ合いで傷みを防ぐ効果、
などがあるそうです。だから、細幅な生地は、ハリとコシがあり、とっても丈夫で軽いという特徴があり、その特徴を生かして小物などに使用しています。当店のあるここ愛知県西尾市一色町では、今尚、日本で90%以上のシェアの量が織られています。

【三河木綿 刺し子織り/ 愛知県 蒲郡市産 】

刺し子織りとは、凸凹とした柄などが入った独特の表情を持つ丈夫な厚みのある生地です。柔道着、剣道着、消防法被、足袋など和をイメージする素材に使われてきました。古い織機で、糸の張りを緩めて回転数を落とし、ゆっくりと織られる生地。愛知県蒲郡産の綿100％生地は、地域ブランド「三河木綿」と呼ばれます。中日新聞でも掲載されました。

 

【知多木綿/ 愛知県知多郡 】

 

【知多織物ガーゼ/ 愛知県 半田市産 】

愛知県半田市で織られる知多地方のガーゼ生地は当店の人気No.1の生地です！
シャトル織機で生産される2重、3重、その他ダイヤ柄、格子柄のある様々な柔らかいガーゼ生地があります。
織元は先代より織り続けられる技術にて、その肌触りが抜群さが特徴です。晒しをせず、お湯にゆっくりつけることで、クシュクシュっとしたシワ感の風合いを作り出しています。

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(原綿の国内供給率は限りなく0%に近く、原綿の産地はインド、インドネシア、アメリカなど海外からの輸入品を使用しております。
紡績については一部自社企画もございますが、基本的には、織りや編みの生地生産から、商品に加工し、販売するまでの過程が、弊社での製作企画範囲となります。)