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草木染め・オリジナルテキスタイルで作るカジュアルウェア

イベント情報UZUiRO FACTORY オープン、製作工程変更のお知らせ2021.12.22

2021年12月より、弊社の新工場、

【UZUiRO FACTORY】

を正式にオープンいたしました!!

約一年半以上前から計画がスタート!
建物を建てるところから始まり、機械設備の搬入、各種申請の届出や許可など、
なにぶん初めてのことばかりでたくさんの経験となりました。

実はすでに設備設置は完了していたのですが、
様々なテストを繰り返し、改良を重ねつつ少しずつ製作移行を進めてきました。

そして、予定よりもかなり遅くなりましたが、小さな工場ではありますが、
正式にスタートする運びとなりましたのでご連絡いたします。

 

これまでと大きく変わった点は、染色機の導入】

「手染めが良かったのに〜」
「機械でさらに安定した製品になるなら嬉しい」

というお声など、色々なご意見やご質問を準備段階から直接お聞きしてきました。

ということで、今後もご安心ご納得して皆様にご購入いただくために
UZUiRO FACTORYオープンにあたり、
これまでとの変更部分を詳しくお伝えできればと思います。

————-

【これまで通りの植物染料を使った風合いは変わりません】



全て手染め→染色機導入
へと変更しますが、

根、葉、皮など植物染料の材料や、工程は大きく変わらずに、
基本的には衣服の仕上がり具合がプラスになると思っていただければと思います。

草木染めの工程は、
1,植物の煮出し→2,染色→3,媒染→4,洗い→5,乾燥
という流れです。

「2,染色、3,媒染 」では、お湯の中で衣服をかき混ぜる作業が伴いますが、
こちらが大きくきく変わりました。

:かき混ぜ作業

before→お湯に手を突っ込んで付きっきりで混ぜる
after   →ドラム式洗濯機のように染色中はぐるぐる自動で回る

:温度管理

before→ 薪でお湯を沸かす
after   →ボイラー導入により自動温度調整可能

という2点が大きく変わりました。
ワッシャー染色機という機械で衣服を回転によりかき混ぜ、正確な温度管理がしやすくなりました。

————
【なぜ機械を導入したのか】

今回の染色機導入には様々な要因がありますが、

まず近年の温暖化による厳しい猛暑、、、

ただでさえ空調がないと汗がしたたるのに、
そんな中でお湯に手を突っ込んで、長時間のかき混ぜ作業はまさに過酷を極めました、、、


棒でかき混ぜると衣服が絡みやすくムラになりやすいので、軍手の上にゴム手袋ををつけてお湯に手を突っ込みます。これが夏場は本当に暑い!!!ミストをしてみたり、空調服を着てみたり、色々試しましたが、真夏にお湯に手を突っ込んている状態はもはや灼熱です、、、

加えて季節が違えば、温度調整もかなり難しいです、、、

:いつも頑張ってくれているスタッフの過酷な作業改善
:安定してお湯の中で衣服のかき混ぜ作業と温度管理が可能になること
:手作業での染色だけでは注文に追いつかずお待たせすることも多かったこと

これらを改善するために機械を導入しました。

———-
【導入したワッシャー染色機とは?】

実は、導入したワッシャーという機械は、
昭和の時代から活躍するシンプルなマシーン。

今時の複雑な電子制御とは程遠い、比較的アナログなシンプルなマシーンです。
壊れても直しやすいというメリットもあり、
昭和の時代から、40年50年経った今なお、現役で動いているものもたくさんあります。

簡単に言えば、
高温のお湯で使えるドラム式洗濯機!!!
(今時の家庭用ドラム洗濯機の方がはるかにハイテクなのですが、、、)

小中ロット染色に適した機械となります。
オリジナルでオーダーし新品で作っていただきました。

中古機械の売買はよくあるそうですが、
最近はこの機械を新品でオーダーメイドするのは、
愛知県内ではほとんど聞いたことがないそうです(笑)

———-

【商品の中で機械化に該当するカラーは?】

UZUiRO FACTORYで染色する商品は、主にお湯を使った草木染めの工程となります。
お買い物の際には、HPトップの
「染め方からさがす」にて以下の赤マル部分が該当します。↓

カラーでは、商品ページ詳細に記載されている以下が該当します↓

:イエロー/ヤマモモ染
:カーキ/ヤマモモ染
:グレー/抹茶染
:ピンク,ピンクベージュ/あかね染
:パープル/ログウッド染
etc…

(ブルー/藍染などの、常温で行う染色は引き続き現在の工房にて手染めとなります。
これからはSHOPに併設する工房と行き来しながら、手作業と機械のハイブリッドな製作環境となります。)

 

ということでまとめますと、
手作業から機械導入によって、

:混ぜる作業と温度管理以外は、これまでと全く変わらない
:使用する植物染料の草、根、葉などの材料も同じ
:草木染め特有の風合い、着心地も同じ
:スタッフの作業環境が少し改善
:量、質ともにこれまでより安定して製作できる

ということになります。

今後ともパワーアップした当店の衣服をお楽しみいただけたらと思います。

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【業者様に限り、工場見学を承りしております。】

UZUiRO FACTORYは、現在のショップ兼工房から、
徒歩5分ほどの位置にあります。

自社製品の染色作業を主として稼働をしておりますが、
こちらの工場では、他社ブランド様、アパレル事業者様の
小ロット、中ロットでの植物染料を使った染色請負も可能です。

在庫してしまった商品を、植物染料で染め直して付加価値をつけたい。
新しく植物染料で染める商品企画を考えている、興味がある。
どんな風合いや特徴となるか一度見てみたい。
etc…

ご興味のあるお取引業者様、繊維関係、アパレル関係、メディア関係のお客様は随時工場見学を承っておりますので、お気軽にお問い合わせくださいませ。
お問い合わせフォームはこちら
(一般のお客様の見学は現在承っておりませんので、ご了承くださいませ。)

(設備)
:ワッシャー染色機 20kg 2台
(一台につき、一回し約50枚程度のTシャツ染色のロットが適しています。)
:タンブラー乾燥機 14kg  2台
:貫流ボイラー1台
:脱水機1台
:その他-手染め作業にも対応