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草木染め・オリジナルテキスタイルで作るカジュアルウェア

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10周年記念 連載ブログ#3 – “肩の力を抜ける服” 心地よさをそのままに——UZUiROがカジュアルウェアを作り続ける理由2025.09.05

-10周年企画|連載第3話-

UZUiRO 10th Decade of Colors
積み重ねた色とストーリー

支えてくださった皆さまと共に育んだ10年を振り返ります。


なぜUZUiROはカジュアルウェアを作っているのか|オレオが語る“地域の布と染め”から生まれた答え

UZUiROブランドマネージャー・オレオが、なぜ私たちが「カジュアルウェア」にたどり着いたのかを、会話のようにゆったり振り返ります。木綿豆腐の布や自動車の素材まで…?ちょっと笑えるエピソードも交えつつ。


こんにちは、UZUiROブランドマネージャーのオレオです。

お店やSNSでお客様からよくいただく質問のひとつ↓↓

「どうしてUZUiROはカジュアルウェアなんですか?」

という、とてもシンプルな疑問をいただく時があります。

今日は、この問いに対して、私自身の言葉でゆるりとお話ししたいと思います。

「忙しい毎日の中で無理なく着られる服」や「体型が変わっても安心して着られる服」への想いに加えて、その背景も語ります。


「最初は作れるものから」——趣味みたいなスタート

今でこそワンピースやシャツも作れるようになった私たちですが、最初は本当に「作れるものから」でした。
名刺入れやクッション、本のカバーなんかもありましたね。今思うと、完全に趣味の延長でした。

それが少しずつ服になり、地域の工場さんを訪ねて生地を仕入れるようになって…という流れの中で、自然と“カジュアル”な服が増えていったのです。

ほんとに一番最初に作ったのが、「知多木綿を使ったゆったりガーゼロンT!
ビギナーズラックなのか、想いが入ったからなのか、リリースから10年経った今も人気ランキング上位に入るロングセラーアイテムなんですよ!

“10年間ヒット中のアイテム。2枚セットの洗い替えでご購入するとお得!”

今でこそ10年が経ち、さまざまな設備投資が行えているので、工業用の超早いミシンたちが並んでいますが、
最初は1台の家庭用ミシンからスタート。開業時は、図書館へ行ったり、動画を見たり、持っている服を分解して研究したり、アパレル素人だった私はかなり苦労しながら始まったんです💦

縫製工場さんとお付き合いするようになってからは、いつも質問!!プロに教えてもらいながら飛躍的に知識も技術も上がりました♪
最初は、シャツのケンボロを「えっ、ゲンゴロー??」と聞き返したのが懐かしい思い出です(笑)。


“UZUiROの縫製作業場。今は工業用のいろんなミシンがずらり”


地域にある布は「私にとってカジュアル寄り」だった

三河地域で織られてきた布は、実はフォーマル向けの服の布はほとんど生産されておらず、産業資材やインテリア、寝具用が多いんです。
カーテン、車のシートの内側、帯の芯地、赤ちゃんの肌着やガーゼケット…。そうした布を前に、工場さんからは「服に使える生地はないよ」と言われることもしばしばでした。

“長らくお世話になっている三河木綿の機屋さん”

でも、私たちはまっさらな気持ちで生地を見て、「これパンツになるんじゃない?」「トップスにしたら気持ちいいよね」と見立てていきました。
例えば——

  • 木綿豆腐を包む布 → パンツ用の布に。
  • 寝具ガーゼ → 夏のトップスに。
  • 自動車部品用の布 → バルーンパンツに。
  • 柔道着のような布 → リュックやジャケットに。

工場さんも驚きながら「え〜、そんなふうに使うの?!」「こんな加工をするんだ、面白いね」と笑ってくれて。こうして、地域に眠っていた布が日常着へと生まれ変わっていきました。


“人気のバルーンパンツは、自動車の資材で生産されていた布を転用”


製品染めが導いた“洗いざらしの心地よさ”

もう一つ大きな理由は、私たちが「製品染め」を選んだこと。服に仕立ててから染めることで、

  1. 無駄な端材が出ない
  2. 10m単位など小ロットで作れる
  3. ナチュラルな洗いざらし感が出る

フォーマルの服は「ピシッ」としていてシワも許されない世界。でも、4児の母の私にとって大切だったのは、“家事や子育て、仕事の合間でも肩の力を抜ける服”。

製品染めした生地は、くたっと柔らかく、自然なシワ感が残るんです。だから、その風合いに合わせると、やっぱり自然な自分らしくいられる「カジュアルウェア」がぴったりだった、というのが大きな理由ですね。


“独特の洗いざらし感のあるサロペットスカート/柿渋染め


草木染めとの出会いも後押しに

さらに大きかったのが、地域で草木染めをされていた江本さんとの出会い。
草木での、自然由来の色は少しの揺らぎやムラが、「味」として愛されることを知りました。

「同じ色を500m単位で均一に」という世界ではなく、3mから自分たちで染める。その規模感が、UZUiROの「カジュアルウェア」を形づくっていったのです。

最初は、かなり個性的な服をたくさん作っていました♪

“かつて販売していたアイテム。社長が当時はロン毛(笑)”

 

今は、できるだけ多くのお客様にフィットするデザインをお届けしていますが、最近「数量限定・変わり染めシリーズ」がスタートしました。
これは、かつての個性的な染め柄を、10周年の節目に合わせてアップデートして復刻した特別なアイテムたちです。

ブランドを立ち上げた当初は、時間や手間を気にせず、まるでアートを描くように服を作っていました。
今はスタッフへ技術を伝え、チームとしてものづくりを続けられる体制になっていますが、そんな原点を思い出すような“遊び心”を込めて、数量限定で復活させたのがこのシリーズです。

「ちょっと特別な一枚を身につけたい」
そんな気持ちに寄り添うラインナップになっています。


“手染めしている作業の様子”


まとめ——“カジュアルウェア”をずっと作っているのは偶然であり必然

振り返ると、UZUiROがカジュアルウェアを作っているのは、
・三河地域に根付いてきた布が私にとってカジュアルウェアで使える素材だったこと
・製品染めと相性が良かったこと
・草木染めの不確かさが「味」になったこと
——この三つが重なったから。

最初は「作れるものを作る」から始まったのに、気づけば「地域に眠っていた布や染め方と相性の良い服=カジュアルウェア」を作るブランドになっていたのです。

お客様から「もっとフォーマルな服もあったら…」という声もいただきます。なので今後は両方に答えていけるようにも挑戦していきますよ〜!!

でも、私たちの根っこにあるのは、やっぱり暮らしに寄り添う日常着
・子どもと一緒に出かけるときも安心して着られる
・体型が少し変わっても「似合う」を諦めなくていい
・洗濯機にぽんと入れられて、またすぐ着られる

その想いを大切にしながら、さらに新しい提案ができたらと思っています。

 


🎧 ラジオを耳でもどうぞ(CTA)

文章では伝わりきらない夫婦の掛け合いや工場の空気感は、ラジオでぜひ。家事や移動時間のBGMにどうぞ。