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草木染め・オリジナルテキスタイルで作るカジュアルウェア

スタッフ日記シャツの名称ご存知ですか?悪戦苦闘、シャツワンピができるまでの笑い話2020.04.23

こんにちは。スタッフのOREOです♪
世の中はコロナウイルスのニュース 一色で、外出もままならず気分も沈みがちですね。

渦では、リラックスして着られる部屋着だけど、手抜きに見えないからそのままお出かけもでき
ちゃう♪そんな一石二鳥な服が好きで、地元産のコットンをメインに私が中心となってデザインし製作してきました。

先日出来上がった、ノーカラーシャツワンピース。綿のナチュラルな色をそのまま生かした
生成りはもちろん、他のカラーもとっても可愛くて、仕上がりをものすごく気に入っています。

(商品ページはこちら)

ところで、シャツの各部の名称って、みなさんご存知ですか?名称のことで、このシャツワンピースが出来上がるまでに、悪戦苦闘がありました。ぜひ笑ってやってください。(笑)

そもそも、前職は小学校・中学校の理科教師をやっていて、それまで服作りの勉強を1mmもした
ことがない私が、複雑なシャツワンピースの型が起こせるわけもなく、同じく全く服作りをしたこ
とのないオーナーのATCHとかれこれ3年ほど前から「シャツ作りたいな〜」と話していました。

一度、自分でシャツを解体して好きな形の型をおこしてまずは研究から。

何度も試行錯誤して試みたものの、そもそもシャツは使用するパーツが多すぎて大変、、、
さらに、当店では染色後に生地が縮むので縮み率も考慮してのパターンおこしは
絶対に無理だー!となり、泣く泣くさじを投げていました。

そんな時、偶然にもお客さんとしてお店に来てくれた、安城在住の通称まるちゃん。
前職がアパレルのデザインをしていたことを知り、イメージを伝えパターンをおこしてもらうことになりました。
(イメージや形を伝えるのに、自分で解体してパターンをひいて見たのが役立ちました♪)

そしてそして、早速、できた型を元にシャツを縫ってくださる縫製業者さんを調べてひたすら電話しまくりました。
縫製業者さんには得意分野があるため、ロットなどの数量も含め、
柔らかいガーゼのシャツを縫ってくれる縫製業者さんがなかなかおらず、
電話をかけること十数件。ついにチャンスが!!

OREO「Wガーゼのシャツワンピースを縫っていただきたいんですが、可能ですか?」
業者さん「ガーゼのシャツね。仕様がわからないからなんとも言えないんだけど〜、多分よっぽどできると思いますよ。」

やっと巡り会えた!!・・・と思った矢先、思いもよらない事態が。

業者さん「ちなみにヨークとか、カフス、ケンボロの作りはどうなってるの?」
OREO『・・・(ゲンゴロウ?ゲンゴロウって言ったかな?)』
OREO「えーっと、・・・すみません、もう一回お願いします。」
業者さん「ヨークとか、カフス、ケンボロの作りってどうなってるのかね?」
OREO「・・・?」

ゲンゴロウって何?!虫のゲンゴロウ?
と、私の頭の中には、もう↓↓これしか浮かばず。(苦笑)

シャツの各名称の知識がなさすぎて、業者さんと会話にならないという緊急事態が発生!(笑)

OREO「あの・・・すみません、シャツの知識が全く無いので、どこの部分のことか教えていただけ
ますか・・・?(苦笑)」

業者さん「・・・(苦笑)」
その後、丁寧に教えていただき、シャツの各名称の知識を習得しました^^;
ちなみに、シャツの各部にはこんな名前が付いています。

こんな感じで、元々アパレルの勉強をしての開業では無いため、
「何ですかそれは?!」の連続と独学で知識を習得し、アイテムを形にしてきました。
この5月で開業から丸っと4年経ちます。

最初は、とにかく突撃して生地を機屋さんから少量で分けていただいたり、その他の加工も分からないから
とにかく電話したり足を運んで聞いてみたりの連続でした。

4年経っても、実はそのスタイルはあまり変わっていないのですが、確実にそれまでに知らなかった
服を作る上で必要な知識をはじめ、地元の機屋さんと繋がったり、縫製業者さんはじめ、色んな
業者さんと繋がることで、繊維業界から見たこの地域の歴史的な背景を学んでいます。

とにかく生産現場に足を運んで、その道のプロたちから必要なことを聞いて学ぶ!!

アパレル業界を支えている業者さんは、本当に色んな方がいらっしゃいます。
機屋さん、縫製業者さん、資材屋さん、刺繍屋さん、染色加工業者さんetc…

まったく別業種からの開業という当店の成り立ちは、
良くも悪くも、知識不足という理由から、
必然的に近隣の糸偏業者の皆さんと繋がり、教えてもらうという必要性がありました。

そして、地元三河湾沿岸部には多くの糸偏業者さんが集まっているというありがたい地域性から、
自然と足が運べる範囲での企画、製作となっていき、
「三河発、ローカルストーリーをお届け」というブランドコンセプトが固まっていきました。

 

毎日ドタバタしながらも夫婦と有能なスタッフさんに恵まれ何とか製作しています^^

1つ1つ新しいものを生み出す際には、何かしら壁にぶち当たったり、困ったりを繰り返して
学びながら日々進化しています。
そんな日々の製作の中の、一つの裏側秘話でした♪