お友達登録

menu メニュー

uzu

favorite お気に入り cart カート

草木染め・オリジナルテキスタイルで作るカジュアルウェア

スタッフ日記刺繍を施したアイテムが作りたい!!愛知県で唯一のエンブロイダリー機 in 大府。2020.04.18

ずっと刺繍を施したアイテムが作りたい!!と考えていました。
そしてこの夏は新しいアイテムが実現しそうです♪

 

エンブロイダリーと呼ばれる大きな機械で出来上がります。
もともとヨーロッパで作られた機械のようですが、
繊維業界が好調な昭和の時代に国産化されたそうです。

ずっと刺繍を施したアイテムが作りたい!!と考えていました。
そもそも、渦の西尾市の地元では資材向けに開発された生地が多く、
強度なども非常に細かく考えられた
無地でシンプル」な素材が多いんです。

だから、自分たちでそんな素材たちを染色することで
カラーバリエーションを多彩にし自分たちの作りたいと衣服にしてきました。

ですので、自分たちとしては、地元のシンプルな素材は、とても相性がいいんですが、
さらに進化をさせるために刺繍という分野は元々非常に興味がありました。

とにかくリサーチ。
全くわからない分野で、どこに業者さんもあるかわからずからのスタートです。

レースといえば、北陸地区や北関東地区の生産を国内ではでよく耳にします。

しかし、なんとなんと、現在も愛知県で、おそらく反物に全面刺繍ができる業者様が
おそらく1件ある??とのこと、、、
(渦は、車で顔合わせができるということを大切にしており、
愛知県内の近場で製作をお願いできるというのは非常に重要です。)


そして、今回お願いした木原レースさん。
愛知県の大府市にあります。

本当に嬉しい出会いです。
うかがった初対面にも関わらず、
会長と社長とまさかの飲み会になりました笑

国内の刺繍やレースといった業界は、縮小の一途をたどっているとのことで、
機械の部品も供給されないものも多い状態だそうです。

そんな中でも海外では受けられないような技術や細かい対応など、
大変な仕事もこなし、差別化をしているそう。

約 13mの生地に分けて引っ張ってセットします。
さらに何千本という膨大な針に糸を通していくんです。

データはなんとフロッピーを使っているということでびっくりです(驚)!!
機械の供給業者がない今、USBなどに代替えができないそう、、、

そしてそして、生地と糸の相性、糸の太さ、立体感を出すための厚さ、
その他、かなりの高度な技術と感覚が必要な分野だな〜
と想像以上にびっくりしました。

さらにさらに、なんと機械でできた刺繍の補修技術がすごい!!
糸の飛びやよれなどがないか、目視で全て確認し、
ミシンで一つ一つ補修していくそうです。

実際見ましたが、すごい作業です!!
ミシンはおさえを使わずに補修するそうで、
綺麗に補修をする技術はまさに職人技で
習得までに5年以上はかかるとのこと!!!

 

そんな骨の折れる作業を経て出来上がった生地を染めてみると、これがまたいい感じ♪

夏に向けてのアイテムをまさに今企画中です。
自分たちも完成までワクワクです♪

愛知県内という近隣に、多くの繊維加工技術があることに感謝しながら、
今日も地道にアイディアを出し合い製作に向き合います。