スタッフ日記手染めへのこだわり、その行程は最短でも3日!!2016.08.19
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渦は、
“DYING PROCESS”
と称してその染め行程を紹介しています。
今回は、この夏日本を飛び越えて、カナダでも大人気だった
渦の”柿渋 × 藍染”のプロセスです。
柿渋×藍
このデザインにかかる時間はなんと
最短で三日間!!
【1日目】柿渋染色
晴れた日に行います。前に”柿渋のお話”で書いた通り、柿渋は紫外線で定着します。
だから、天気のいい日は『柿渋チャンスタイム!』です^^
この時点での色は、うすーい”茶色”。
柿渋染色→天日干しで乾燥 (これを何度か繰り返します)
【2日目】チタン媒染、しぼり下準備
金属のチタンが溶けている液につけて、
”黄色”に発色(とっても不思議です)→天日干し
→乾燥後、紐を使ってしぼりデザインの下準備
(”しぼり”とは?8月22日の生葉染めWSにて、”しぼり”を行います♪)
【3日目】藍染、仕上げ
藍染→手洗い→日陰干し
(藍は直射日光に強くないので、日陰干し)
藍色が乗り、手洗いを丁寧に施し、色を馴染ませます。
これでやっと写真のような黄色を残した、
絶妙な柿渋×藍染デザインが出来上がります。↓
これが“柿渋 × 藍染”の行程です。
天然染料は、とっても天気に影響を受けます。
自然のものだから、自然と相談しながら行 っています。
藍染も天気や気温によって、発色が違ってきます。
奥が深い染め、
渦は日々その表現を追求しています。
時間と手間をかけてでも、
2度と同じものはできない手染めデザインを作る。
まさに、”ART!”