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草木染め・オリジナルテキスタイルで作るカジュアルウェア

スタッフ日記キリン副店長奮闘記〜いろの奥行きの作り方〜2019.06.22

キリンでし。
1さい10ヶ月。渦の副店長を勤めているのよ。

「ウィ〜り〜びんと〜きょ〜」
あ、最近ハマってる遊びね。ママに”りゅうこう”から遅れてるって言われたわ。
ところで、りゅうこうってなに?


この前、あたちみたいにちっちゃいこ用の甚平をママが作ってくれたの。
モデルはもちろんあたちよ。目線がいいでしょ?われながら、かわいく撮れてるわ。

ところで、この柄”にじみドット”って渦では呼んでるの。
いろんなアイテムに使っているんだけど、結構好評の柄なの。ママが考えたのよ。

染料には、”ベンガラ”っていう土の中の成分が使われているんですって。
土でこんなに綺麗な色ができるって素敵よね。

一番のポイントは、おおきな丸の中に、濃い丸を描くところなんですって。
これが、”色の奥行き”を作るのよ。
ところで、”色の奥行き”ってなあに?ってママに聞いたら、
”色に深みがでるんだよ”って言ってた。
深みって何かしら。でも、なんだか2つの丸がある方がいい感じよね。

あたちは、この柄が前から『おっぱい』みたいって思ってたの。
生まれてしばらくママのおっぱいにお世話になってたから、
この柄見るとなんだか、安心するのよね。
だから、おっぱい柄って呼んでるわ。
でもスタッフのみんなには、なかなか浸透してくれないの。
残念だわ。


ところでこれ、意外と描くのが簡単なようで難しいのよ。

まず、染料の色味を調整するところからなんだって。
下の写真は、左が染めた直後、右は乾いた色なの。
だいぶ印象が変わるの。だから、それを見越して色を作ってるんですって。

筆を使って絵の具みたいに塗るんだけど、塗るときにもポイントがあるのよ。

1色ずつ色をおいてくの。一番ここが難しいんだって。あと2色くることを想定して
色を乗せていくから、間隔が狭すぎても広すぎてもダメらしいの。
ママは感覚人間だから、フリーハンドで”だいたい、こんな感じ〜”って描いてるわ。
あたちには、どんな感じかよくわかんないんだけど、慣れたらできるらしいわ。

最後に、濃い色を入れて完成。
じわっとにじむ感じがいけてるわよね。


こんな感じで、にじみドットのアイテムは生まれているわ。
作ったら、あたちがモデルをするから忙しいくって忙しくって。
これからも、渦の副店長としての仕事を頑張るわよ。

キリン副店長の奮闘は、続く。

こちらの生地でできたアイテムはこちら