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草木染め・オリジナルテキスタイルで作るカジュアルウェア

スタッフ日記モモンガウールコートのウールアンゴラ素材を深掘りします!2023.12.12

代表ATCHです。今日は、素材について深掘りします。

弊社で2023年A/Wで大人気アイテム!
それが「モモンガウールコート

全部で6カラー展開とカラーバリエーションも豊富!
両手を広げると、コートの形がモモンガっぽいことから
その名をつけました♪

そして、今シーズンは表地をリニューアルしました!

2022年は素材がウール100%たったのですが、
2023年はなんとアンゴラ58% ウール42%へ変更!

(ということは、コートの名前は「モモンガの形したアンゴラウールコート」
になるんですが、動物だらけでなんのこっちゃとなるので、
商品名はそのままモモンガウールコートにしています。笑)

ちなみに、この表地は静岡県から仕入れています。
非常に滑らかで、ふわっと柔らかく肌あたりは抜群!

「そもそも、アンゴラってなんですか?」
と店頭で質問されることがありますので、まずはアンゴラ素材を深掘りします。

アンゴラは、アンゴラウサギの毛から得られる天然繊維です!

実は、価格が高い、高級素材の一つ!

2022年のウール100%生地より、原材料は高級になっているんですよ~♪

そもそもアンゴラの高級たる所以は何か!?

① 柔らかさと滑らかさが抜群に良い: アンゴラの繊維は非常に柔らかく、滑らかな質感があります。これは、アンゴラウサギの毛が細かく、繊維表面が滑らかだからです。

② めっちゃ軽い : アンゴラの繊維は軽量でありながら保温性が高いため、軽くて暖かいコートにはぴったりでした。

③ 優れた保温性、吸湿性: アンゴラは羊毛よりも保温性が高いと言われ、繊維の中に多くの空気を含むため、体温を保ちやすいと言われています。肌に優しく、着心地が快適なのですが、これはアンゴラは湿気を良く吸収し、湿度調節能力があるからだそうです。

④ 上質感: アンゴラの毛は光を反射し、上品で艶やかな光沢感があります。これが、アンゴラ製品の上質感があると言われる理由です。また、アンゴラの繊維は通常長いため、糸が編まれたときに滑らかな糸となり、生地になると美しい仕上がりになるそうです。

デメリットとしては、アンゴラは他の素材と比べても比較的繊細であり、取り扱いには注意が必要なところでしょうか。

しかし、ウール42%ミックスしたことで、ウールの耐久性が加わり、ウールの速乾性など、良いとこを合わせた素材となりました。

————–
実は、社内での素材開発担当は、代表で社内唯一の男性の私ひとり(汗)。
今回の生地を制作担当の女性陣に見てもらい、
「おおー、めっちゃいいいいい!」
と言ってもらえると、喜んでやる気になっています。

そして、みんなに「めっちゃいい」と言ってもらえた素材は、
人気商品になることが多いんです。
やはり、デザインは「素材が起点になるんだな〜」と日々感じ勉強しています。

話は逸れましたが、

とにかく極暖で着ていただきたいということで、コットン100%6重ガーゼの裏地をつけることで、ふわふわ肉厚なコートになっています。

アンゴラ、ウールの動物性たんばく質の素材は、ポリエステルなどと合わせると静電気が起きやすいんです。しかし、コットン100%の裏地をつけることで、静電気対策になっていますよ♪  (静電気対策のブログはこちら)

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染める段階では、
コットンやリネンなどのセルロースと呼ばれる植物の繊維と比べ、
ウールやアンゴラは染めると色味が変わります。

インディゴカラーの藍染は、コットンはネイビーのように濃くなりますが、
ウールやアンゴラは濃い色味にはなりません。
なので、ブルーカラーの展開です♪

逆に煮出して染める、ヤマモモや茜を使った草木染めは
ベージュやカーキ、ピンクベージュなどは色味がコットンよりも濃くなりやすいんですよ♪

表地と裏地の色味の違いもまた特徴的でポイントなっています。

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そんな素材選びを経て出来上がったコートです。
2023A/WのUZUiRO一押しアイテムですよ~。

着こなしをインスタグラム リールで紹介しています↓
アンゴラウールコート