スタッフ日記スタッフブログ(ATCH)/贅沢な時間の必要性。2019.10.01
ATCHです。
今年は何かと話題にあがった
愛知トリエンナーレへ行ってきました。
姉からチケットをいただいたので、
子どもたちを置いて夫婦でお出かけする贅沢な時間です♪
と、ふとお店の経営や運営でこんなことを思いました。↓
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【贅沢な時間の必要性】
渦-uzu-は、洋服製作がメインの運営です。
「毎日使えるシンプルなものがよいか?」
「もう少し価格を抑えたほうがよいか?」
「それとも、他にはない手の込んだ奇抜なデザインがよいか?」
常に「お客様が欲しいものはなにか」を模索しています。
スタートして4年間、
様々なお客様と会えば会うほど考える機会が増え、
人によって違う多様な価値観に気づかされ、
いつもこの答えを探し、お店を微調整している気がします。
そして、こんな小さなお店でも、運営のためには、
効率性を考えたりしなければなりません。
(草木染めの時点で、非効率的なのですが。)
「お客様が欲しいものはなにか」と「効率性」
はとても重要なことなのですが、
それらだけを考えていると、いつもガス欠を起こしてしまい煮詰まってしまいます。
なので、
「自分たちが作りたいもの、やりたいこと」
を並行して考えるようにいつも意識してお店を運営しているんです。
(夫婦では話が盛り上がりすぎて、激論になることもしばしば。笑)
ただ、現実というのはそうはいかず、
お店で日々の注文業務をこなしていると、
連続的な行動が多くなってきて、
「お客様が欲しいものはなにか」、「効率性」
の事柄ばかりを追うようになりがちで、
「自分たちが作りたいもの、やりたいこと」
を考える余裕がなくなってくる感覚に陥ります。
休日にゆっくりと美術館へ行けるのは、
そんな部分のリフレッシュには非常に貴重な機会でした。
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「感覚的なものを発信する、形にする、意味付けする」
様々なアート作品を見て、表現者の意図を想像したりしますが、
理解できそうなものもあれば、ちんぷんかんぷんなものまで様々。
色々な作品がありましたが、
「自分の中で、モヤモヤとしていることや、答えがわかならいこと」
などを、なんとか形にして表現しようとするアーティストたちの意思が伝わってきます。
非常に抽象的だったり、感覚的だったり。
ちなみに、
私、18年ストリートダンスをしております。
サラリーマンの友人たちが、
ダンスに熱中し、休日にダンスの場へ大勢集まるのですが、
これは、ダンスの“感覚的な表現”というのが、
精神的にも非常によく、閉塞感から解き放たれるようにも感じられることが要因なんだと思います。
日常の「効率、経済重視」の仕事から、
感覚重視の世界へ切り替えたいからかもしれません。
そういった部分から、
人が繋がり、カルチャーが育っていくのを体感してきました。
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「効率的」と「感覚的」。
「お客様目線」と「自分たち目線」。
感覚的に訴えられるデザインと、
数値的にお店を運営していくこと。
バランスの良いお店にするには、
何かしらの贅沢な時間を確保できるのが大切だなと感じた休日でした。
働き方改革は、そういった感覚的な部分を
仕事に取り入れるという意味では重要かもしれません。
これから日本の働き方が変わることで、
「贅沢な時間」が増え、
他から吸収することが仕事に良い方向で影響すれば、
:よりデザイン性の高いものづくり
:新しいアイディア、イノベーション
など次々と生まれてくるんじゃないかとワクワクしちゃいます。