シンプルかつ、形が可愛いショルダーバッグを作りました。

こだわりは丈夫な生地です♪
古いシャトル織機で織られたUZUiROの地元、愛知県西尾市産の三河織物です。
前掛けなどにも使われる帆布は、かつてのガラ紡を思わせる糸の凸凹感が生かされた表面でとても丈夫です。




いい具合にくたっとするよう一度洗いをかけ、ヤマモモで使いやすいカーキに草木染めをし使いやすい色合いに染めました。


日帰りのお出かけにぴったりのちょうど良いサイズ感♪
スマホ、長財布、鍵、水筒、単行本、ハンカチ、コンパクトデジカメなどを入れても十分な容量です。



中敷の板を付けて、荷物が少ない時でも形をキープしやすくしました。
レザーストラップは、牛本革を手作業で切り出しています。着脱可能ですので、カバンが汚れても丸洗いできるのも嬉しいポイントです。

（2022年よりチャックの仕様を変更いたしました。）


【製作者OREOコメント】
テーマは、「ちょこっとお出かけ。」
春らしいカラーに加え、シンプルだからコーデに迷いません♪
ストラップを外せば、化粧ポーチなど2wayでお使いいただけます。
旅行のサイドバッグとしても重宝しそうです。


【サイズ】
本体 : 横30cm, 縦15cm, マチ15cm、ポケットなし
ストラップ : 107cm (ボタンしめ時)
　　　
【素材】
本体 : コットン100% 前掛け帆布/三河織物（愛知県西尾市産）
レザー : 牛本革、長さ調節なし
中敷あり

【縫製】
愛知県西尾市一色町
(ご近所でお付き合いしている縫製業者様にお願いしております。)

【染色】
UZUiRO/ ヤマモモ染め
(色むらやシワ感を生かし、あたりの部分がエイジングされたような質を生かしています。手染め、手作りでできるよさとしてご理解の上ご購入くださいませ。)



【三河織物-帆前掛け生地の歴史】
UZUiROのある愛知県西尾市では、明治から昭和初期まで、
矢作川の流れを使った船ガラ紡という
歴史的にも珍しい、船の上で紡績をするという独特の方法が行われていました。

当時は、その太く撚られた糸を生かして、近隣では機屋が多数あり、
酒屋や米屋などで使われる丈夫な前掛け用の帆布が織られてきました。

昭和に入り、近代型の機械へ次第に切り替わり、
ガラ紡はなくなりましたが、その背景から、
太い番手の糸で帆前掛け生地が近年まで生産されてきました。

バブル崩壊以降、その生産は次第に減り、
現在は生産がほぼなくなった状態。

機屋を廃業した90歳のおばあちゃんから、
残っていた貴重な三河織物の帆前掛け用生地の在庫を引き取らせていただきました。

そんな生地を使用させていただいています。

インスタライブでも紹介しています。（15分53秒ごろから）↓↓